2025 01月22日 |
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2015 09月07日 |
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・本プロジェクト主催のイベントが開催されます。
ご関心のある方々は、ぜひご参加ください! ↓ 「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 2015年度シンポジウム「地域社会における「多文化共生」と宗教」 【趣旨】 1990年代に生まれた「多文化共生」という言葉が、人口に膾炙するようになってから久しい。多様な文化的背景を有する人々との共生という理念は、日本社会で広く受け入れられてきたといえる。少子高齢化の深刻化にともなって人口減少社会となっている現在、政財界の強い関心事となっている外国人労働者の大規模な受け入れが実行されていけば、今後ますます社会の「多文化化」や「多民族化」が進み、共生の問題がより重要になっていくことは間違いない。 とはいえ、「多文化共生」の取り組みの実態に関しては、必ずしも社会に広く認知されてきたわけではない。本シンポジウムでは、そうした現状を鑑みてその第一の目的を、それぞれの地域社会における「多文化共生」のありようについて情報交換することを通じて、各地のこれまでの成果と課題を議論することとした。 そのうえで、「多文化共生」を考える際、日本では「宗教」の重要性が看過される傾向にあった点を批判的に検討することが、本シンポジウムの第二の目的である。本シンポジウムでとくに注目したいのは、移民たちへの支援において宗教関連の組織や施設、宗教者等が重要な役割を担ってきた、という事実である。もちろん、「エスニック・チャーチ」という語があるように、異邦の地で暮らす移民たちにとって宗教が、言語や文化を共有する同胞たちがまとまり、互助機能を持ったコミュニティとしての役割を果たすという例は数多い。また、人類全般についての平等観を有して普遍的な救済を志向し、特定の民族や国籍をこえた利他的な活動を行ってきた宗教や宗教者たちも少なくない。 政教分離原則、信教の自由といった点や、宗教が引き起こしてきた社会問題の数々により、日本社会においては宗教に対するネガティヴ・イメージや無関心が広がってきた。だが、前述の諸問題を鑑みれば、「多文化共生」において、今後も宗教を看過し続けることは有益な態度であるとは決していえないだろう。そこで本シンポジウムでは、各地の事例を通じて地域社会における「多文化共生」に参画する(しうる)アクターの1つとしての宗教の可能性について模索する。 なお、今回のシンポジウムは、「外国人集住都市」として知られている静岡県浜松市を開催地とし、当地の状況についても知ることのできるプログラムとなっている点は強調しておきたい。 ◯シンポジウムの概要 開催日:2015年11月7日(土) 会場:静岡大学浜松キャンパス 創造科学技術大学院2階会議室 主催:「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 共催:福祉社会学会、日本都市社会学会、静岡大学人文社会科学部・山本崇記研究室、日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野 壮、高橋典史) 趣旨説明 12:30-12:40 高橋典史(東洋大学) 第1部「浜松市におけるベトナム難民の定住化と宗教」12:40-14:10 第1報告 白波瀬達也(関西学院大学) 「浜松市におけるベトナム系住民定住化の背景」 第2報告 古橋楓、山田明(トランバンミン)、西崎稔(以上、静岡県ベトナム人協会) (1)古橋楓(世話人)「ベトナム政治難民と経済難民について」 (2)山田明(会長)「私の歩んだ歴史と浜松三方原教会とのかかわりについて」 (3)西崎稔(コーディネーター)「静岡県ベトナム人協会の活動と今後の課題」 第3報告 高橋典史(東洋大学) 「支援者と難民たちの協働の場としての教会の役割」 質疑応答 13:50-14:10 司会:白波瀬達也(関西学院大学) (休憩)14:10-14:30 第2部「外国人集住/非集住地域における宗教と「多文化共生」」14:30-17:40 第1報告 松岡真理恵(浜松国際交流協会) 「浜松における「多文化共生」の取組みと宗教の関り」 第2報告 山本崇記(静岡大学) 「被差別部落/在日コリアン混住コミュニティにおけるキリスト者の地域化の戦略」 第3報告 徳田剛(聖カタリナ大学) 「日本の地域社会の多文化化における教会の役割」 第4報告 岡井宏文(早稲田大学) 「日本のムスリム・コミュニティと地域社会」 (休憩)16:10-16:20 コメント 高畑幸(静岡県立大学) 全体討議 司会 星野壮(大正大学) 懇親会18:30- (浜松駅近辺) ◯参加方法 【要事前申込】下記の事項を書き添えてEメールにてお申し込み下さい ・記入事項 (1)お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス等) ・申込先E-mail: takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください ◯お問い合わせ先 高橋典史(東洋大学社会学部) E-mail: takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください ◯下記フライヤー(チラシ)は、こちらよりPDFファイル版をダウンロードできます。 PR |
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2015 06月28日 |
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「現代社会における移民と宗教」プロジェクト活動報告
(1)2014年6月~2015年5月までの活動実績 ◯日本宗教学会第73回学術大会 日時:2014年9月14日(日) 場所:同志社大学今出川キャンパス パネル「日本のカトリック教会の在日外国人支援にみる「多文化共生」」(代表者:高橋典史) 白波瀬達也氏(関西学院大学)「カトリックによる在日外国人支援活動の歴史と現状」 高橋典史(東洋大学)「日本におけるインドシナ難民の受入・定住化とカトリック教会」 永田貴聖氏(立命館大学)「カトリックを基盤とするフィリピン人コミュニティの関係拡大」 星野壮氏(大正大学)「カトリック教会とデカセギたち―「共振」の諸相―」 コメンテータ:板井正斉氏(皇學館大学) 司会:高橋典史(東洋大学) ◯日本移民学会2014年ワークショップ 「移民と向き合う宗教―「多文化共生」を実践する信仰者たち―」報告 共催:「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 日時:2014年11月8 日(土)・9日(日) 場所:東洋大学白山キャンパス 【プログラム】 11月8日 第1部 シンポジウム「宗教と「多文化共生」の実践」 マツウラ・デ・ビスカルド篤子氏(カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス) 牧野兼三氏(カパティラン) 鈴木克治氏(立正佼成会 IBC(国際仏教教会)) コメンテータ:白波瀬達也氏(関西学院大学) 司会:高橋典史(東洋大学) 11月9日 第2部 「研究者による動向紹介とディスカッション」 野上恵美氏(神戸大学大学院)「在日ベトナム人と宗教」 永田貴聖氏(立命館大学)「在日フィリピン人と宗教」 星野壮氏(大正大学)「デカセギと宗教」 川﨑のぞみ氏(筑波大学大学院)「日本のムスリム」 コメンテータ:荻野剛史氏(東洋大学) 司会:高橋典史(東洋大学) 11月9日 15:00-17:00 第3部 見学会(大塚モスク) ◯2015年度第1回「現代社会における移民と宗教」研究会 日時:2015年5月16日(土) 場所:西成市民館 【第1報告】徳田剛氏(聖カタリナ大学) 「「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会」 【第2報告】荻翔一氏(東洋大学大学院) 「大都市インナーエリアにおける韓国系キリスト教会の変容――東京都荒川区を事例に」 (2)今後の活動方針 ・今後も年2回程度のペースで研究会開催を継続し、少なくとも年1回は首都圏以外での開催としていく。 ・2015年11月に公開シンポジウム「教育問題からみる現代日本の宗教と「多文化共生」(仮)」(静岡大学浜松キャンパス)を開催予定である。詳細については、後日、「宗教と社会」学会のメルマガで告知する。 ・2016年度「宗教と社会」学会学術大会においてテーマセッション報告を行う。 ・平成26-28年度科学研究費(学術研究助成基金助成金)挑戦的萌芽研究「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也)との共同研究が現在進行中である。 ・公式ブログおよびメーリングリストなどを用いて、本プロジェクトについて積極的に告知していく。 以上 (文責 高橋典史) |
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2015 06月09日 |
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5月16日(土)に開催した研究会の各報告の要旨は以下の通りです。
【2015年度第1回研究会】 共催:日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野壮、高橋典史) 日時:2015年5月16日(土)13:00-17:30 場所:西成市民館3階会議室 (1)徳田剛氏(聖カタリナ大学) 【発表タイトル】 「「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会」 【発表要旨】 本報告では、報告者の全体的な問題関心とこれまで行ってきたストレンジャー論や被災地調査などの研究内容について示したのち、近年取り組んでいるカトリック教会の外国人支援に関する調査研究(愛媛県のカトリック教会における英語ミサの概要と外国人信徒の意識調査、東日本大震災時の被災外国人支援活動など)についての報告を行った。さらに、外国人住民の「非集住地域」におけるカトリック教会の意義と今後の研究課題についての確認と、調査を通じて得られた関係者の語りや批判的な言説を紹介しながら、「集住地域」の状況やそれに基づいた「多文化共生」言説を相対化する批判的視座の導出可能性について問題提起を行った。また、仙台教区サポートセンター(元寺小路教会内)や石巻ベースでの被災地支援活動の現況や収集資料の紹介も適宜行った。 (2)荻翔一氏(東洋大学大学院) 【発表タイトル】 「大都市インナーエリアにおける韓国系キリスト教会の変容――東京都荒川区を事例に」 【発表要旨】 本発表では、地域の在日コリアン・コミュニティの特徴と関連させながら、在日コリアンのキリスト教会(韓国系キリスト教会)の変容を考察した。その際、首都圏を代表する在日コリアン集住地域である荒川区における東京福音教会を対象とした。同教会の信者構成は、日本や朝鮮半島の社会的、経済的状況に加えて、地域の在日コリアン・コミュニティからも影響を受けている。同地域では、戦前から高内里出身者が最も多く、相互扶助を有する強固な高内里コミュニティが築かれていた。同教会では、そうしたコミュニティから外れた、いわば地域の在日コリアンの中でも周辺的な人々が、助け合う場として機能した。こうした背景などが影響し、同教会は在日コリアンのエスニシティにこだわらず、韓国系ニューカマーや日本人を受け入れてきた。以上から、韓国系キリスト教会を地域レベルから捉えることによって、より正確にその変容を捉えることができるといえる。 |
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2015 04月08日 |
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2015年度第1回「現代社会における移民と宗教」研究会
日時:2015年5月16日(土)13:00-17:30 場所:西成市民館 3階会議室 (大阪市西成区萩之茶屋2-9-1 / 電話 06-6633-7200 / 最寄駅 JR新今宮駅・地下鉄動物園前駅) http://www.aizenen.or.jp/rinpo/info/nishinari/access ◯タイムスケジュール 趣旨説明 13:00-13:10 【第1報告】徳田剛(聖カタリナ大学人間健康福祉学部准教授)13:10-14:30 「「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会」 【第2報告】荻翔一(東洋大学大学院博士後期課程)14:40-16:00 「大都市インナーエリアにおける韓国系キリスト教会の変容――東京都荒川区を事例に」 全体討論 16:10-17:10 連絡等 17:10-17:30 ◆参加自由(参加を希望される方は下記メールアドレスにご連絡ください) 【連絡先】:takahashi021(a)toyo.jp (高橋典史) (a)を@に変更してください 共催:日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者: 白波瀬達也、研究分担者:星野壮、高橋典史) |
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2014 12月26日 |
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◯日本移民学会2014年ワークショップ
「移民と向き合う宗教―「多文化共生」を実践する信仰者たち―」報告 共催:「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 日時:2014年11月8 日(土)・9日(日) 会場:東洋大学白山キャンパス1号館6階1601教室 【プログラム】 11月8日 14:00-17:30 第1部 シンポジウム「宗教と「多文化共生」の実践」 登壇者: マツウラ・デ・ビスカルド篤子氏(カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス) 牧野兼三氏(カパティラン) 鈴木克治氏(立正佼成会 IBC(国際仏教教会)) コメンテータ:白波瀬達也氏(関西学院大学) 司会:高橋典史(東洋大学) 11月9日 10:00-13:00 第2部 「研究者による動向紹介とディスカッション」 登壇者および発表内容: 野上恵美氏(神戸大学大学院)「在日ベトナム人と宗教」 永田貴聖氏(立命館大学)「在日フィリピン人と宗教」 星野壮氏(大正大学)「デカセギと宗教」 川﨑のぞみ氏(筑波大学大学院)「日本のムスリム」 コメンテータ:荻野剛史氏(東洋大学) 司会:高橋典史(東洋大学) 11月9日 15:00-17:00ごろ 第3部 見学会(大塚モスク) 去る2014年11月8-9日(土-日)、東洋大学白山キャンパスにおいて今年度のワークショップが開催された。本ワークショップでは、日本において外国にルーツを持つ人びと(本ワークショップでは「移民」と総称した)との「多文化共生」において、これまで重要な役割は果たしてきたものの、それほど注目されてこなかった「宗教」に注目し、その「現場」の声を聞き、その成果と課題を学ぶことによって、今後の研究者たちとの協働の可能性を模索することを目的とした。 8日午後の第1部シンポジウム「宗教と「多文化共生」の実践」では、宗教関連組織からマツウラ・デ・ビスカルド篤子氏(カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス)、牧野兼三氏(カパティラン)、鈴木克治氏(立正佼成会 IBC(国際仏教教会))らをゲストスピーカーとして招き、現場での実践の報告と現在抱えている諸問題について講演していただいた。そののち、宗教社会学・福祉社会学を専門とするコメンテータの白波瀬達也氏(関西学院大学)の発話を皮切りにして、聴衆を交えた活発な情報交換を行った。 9日午前の第2部「研究者による動向紹介とディスカッション」においては、野上恵美氏(神戸大学大学院)「ベトナム系移住者と「多文化共生」」、 永田貴聖氏(立命館大学)「在日フィリピン人と宗教」、星野壮氏(大正大学)「デカセギと宗教」、川﨑のぞみ氏(筑波大学大学院)「日本のムスリム」といった、若手研究者たちによる研究対象の動向紹介が行われた。そして、社会福祉学の立場から荻野剛史氏(東洋大学)からコメントをもらったのちに、フロアの参加者たちとの議論を行った。 9日午後は第3部の見学会として、東洋大学白山キャンパスの近隣にある大塚モスク(マスジド大塚、東京都豊島区)に訪問し、施設および礼拝等の見学等を行ったのち、シディキ・アキール氏より同モスクの歴史、集う人びとの現状、活動内容等についてお話を伺った。 3日間にわたるプログラムには合計で約40人の参加があり、研究者と現場の実践者たちとのネットワークを構築するうえでも大変有意義な機会となった。このようなワークショップを実現できたのも、日本移民学会の皆様のお力添えのおかげであり、心より感謝申し上げたい。 |
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2014 10月01日 |
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・本プロジェクトの関連イベントが開催されます。
ご関心のある方々は、ぜひご参加ください。 ◯2014年日本移民学会ワークショップ 「移民と向き合う宗教―「多文化共生」を実践する信仰者たち―」 共催:「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 【ワークショップ趣旨】 難民・移住者・移動者たちを広義の「移民」と見なした場合、日本国内のそうした人びとへの支援は「多文化共生」という言葉で語られてきた。しかしながら、行政による公的サポートは、今なおごく限定されたものであることは周知の通りである。そのような制度の狭間に置かれがちな移民たちを、物心の両面から支えてきた重要なアクターの1つが、宗教組織もしくは宗教者たちであった。本ワークショップでは日本において移民と向き合ってきた宗教の「現場」の声を聞き、その成果と課題を学ぶことによって、今後の研究者たちとの協働の可能性を模索してみたい。 日時:2014年11月8 日(土)・9日(日) 会場:東洋大学白山キャンパス1号館6階1601教室 (最寄駅:都営地下鉄三田線白山駅、東京メトロ南北線本駒込駅) http://www.toyo.ac.jp/site/access/access-hakusan.html http://www.toyo.ac.jp/site/campus/campus-hakusan.html#hakusan1 ○プログラム 11月8日 14:00-17:30 第1部 シンポジウム「宗教と「多文化共生」の実践」 登壇者: マツウラ・デ・ビスカルド篤子氏(カトリック大阪大司教区社会活動センター シナピス) 牧野兼三氏(カパティラン) 鈴木克治氏(立正佼成会 IBC(国際仏教教会)) コメンテータ:白波瀬達也氏(関西学院大学) 司会:高橋典史(東洋大学) *第1部終了後に懇親会を予定しています 11月9日 10:00-13:00 第2部 「研究者による動向紹介とディスカッション」 登壇者および発表内容: 野上恵美氏(神戸大学大学院)「在日ベトナム人と宗教」 永田貴聖氏(立命館大学)「在日フィリピン人と宗教」 星野壮氏(大正大学)「デカセギと宗教」 川﨑のぞみ氏(筑波大学大学院)「日本のムスリム」 コメンテータ:荻野剛史氏(東洋大学) 司会:高橋典史(東洋大学) 11月9日 15:00-17:00ごろ 第3部 見学会(近隣の宗教施設など) ○参加方法:【要事前申込】下記の事項を書き添えてEメールにてお申し込み下さい ・記入事項 (1)お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス等) (2)参加を希望するプログラム 11月8日(土):第1部(参加/不参加) 懇親会(参加/不参加) 懇親会費は4,000円程度を予定しています 11月9日(日):第2部(参加/不参加) 見学会(参加/不参加) ・申込先メールアドレス: takahashi021(a)toyo.jp (a)を@に変更してメールしてください *見学会(同キャンパス周辺を予定)の詳細につきましては、お申し込みされた方々に別途ご連絡いたします。 【お問い合わせ先】 高橋典史(東洋大学社会学部) E-mail: takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください |
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2014 09月11日 |
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・本プロジェクトに関連した学会発表を行います。
ご都合のつく方はぜひご参加ください! ↓ ◯日本宗教学会第73回学術大会(同志社大学) 日時:2014年9月14日(日)13:15-15:15 パネル「日本のカトリック教会の在日外国人支援にみる「多文化共生」」(代表者:高橋典史) 白波瀬達也(関西学院大)「カトリックによる在日外国人支援活動の歴史と現状」 高橋典史(東洋大)「日本におけるインドシナ難民の受入・定住化とカトリック教会」 永田貴聖(立命館大)「カトリックを基盤とするフィリピン人コミュニティの関係拡大」 星野壮(大正大)「カトリック教会とデカセギたち―「共振」の諸相―」 コメンテータ:板井正斉(皇學館大) 司会:高橋典史(東洋大) http://jars2014.wordpress.com/ |
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2014 06月23日 |
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「現代社会における移民と宗教」プロジェクト活動報告
(1)2013年6月~2014年5月までの活動実績 ◯2013年度第2回研究会 日時:2013年10月26日(土)13:30-17:30 会場: 西成市民館 【第1報告】野上恵美氏(神戸大学大学院)「日本におけるベトナム系移住者の社会関係とネットワーク―カトリック教会とベトナム仏教寺を事例に―」 【第2報告】早野実花氏(名古屋大学大学院)「在日高齢外国人の死生観―三重県四日市市在住ブラジル人の事例―」 【第3報告】高橋典史氏(東洋大学)「宗教から「多文化共生」を再考する―「移民と宗教」研究の今後に向けて―」 ◯2013年度第3回研究会 日時:2014年1月26日(日)14:00-18:00 場所:東洋大学白山キャンパス 【報告】杉内寛幸氏(國學院大學大学院)「日本における外来系新宗教の歴史的展開――モルモン教を事例として」 ◯2014年度第1回研究会 共催:「東アジアにおけるキリスト教の越境と交流」プロジェクト研究会、平成26-28年度科学研究費(学術研究助成基金助成金)挑戦的萌芽研究「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也) 日時:2014年5月10日(土)14:00-18:00 場所:東洋大学 白山キャンパス 【第1報告】藤野陽平氏(東京外国語大学)「台湾のキリスト教系日本語デイケアセンター玉蘭荘の展開――機関誌の分析から」 【第2報告】モリカイネイ氏(立命館大学)「華人キリスト者のトランスナショナリズム――モデル構築の試み」 (2)今後の活動方針 ・共同研究としての成果を結実させるため、「現代日本の外国人集住地域における『多文化共生』と宗教組織との関わり」を共通テーマとした参加メンバーたちによる調査を集中的に進めていく。 ・平成26-28年度科学研究費(学術研究助成基金助成金)挑戦的萌芽研究「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也)との共同研究を進めていく。 ・今後も年3回のペースでの研究会開催を継続し、少なくとも年1回は首都圏以外での開催とする。 ・2014年11月8-9日に日本移民学会ワークショップとの共催で2014年日本移民学会ワークショップ「移民と向き合う宗教―「多文化共生」を実践する信仰者たち―」(東洋大学)を開催予定。詳細については、後日、本学会のメルマガで告知する。 ・公式ブログおよびメーリングリストなどを用いて本プロジェクトについて積極的に告知していく。 ・2015年度「宗教と社会」学会学術大会でのテーマセッション報告を目指す。 以上 (文責 高橋典史) |
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2014 06月07日 |
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5月10日(土)に開催した研究会の各報告の要旨は以下の通りです。
【2014年度第1回研究会】 共催:「東アジアにおけるキリスト教の越境と交流」プロジェクト研究会、平成26-28年度科学研究費(学術研究助成基金助成金)挑戦的萌芽研究「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也) 日時:2014年5月10日(土)14:00-18:00 場所:東洋大学 白山キャンパス2号館3階 第1会議室 (1)藤野陽平氏(東京外国語大学) 【発表タイトル】「台湾のキリスト教系日本語デイケアセンター玉蘭荘の展開――機関誌の分析から」 【発表要旨】 台北市内の日本語によるキリスト教系デイケアセンターの玉蘭荘を、機関誌『玉蘭』、『玉蘭荘だより』から考察した。本施設は戦後の混乱で台湾に暮らし続けざるを得なかった日本人妻や、日本語による教育を受け今なお日本語を使用する日本語族台湾人を主たる対象としている。 報告では①玉蘭荘の歴史の概観、②キリスト教主義とケア、③玉蘭荘という空間における日本と台湾について発表した。①は玉蘭荘の前身である「聖書と祈りの会」の時代からの歴史を確認し、②では玉蘭荘のケアはキリスト教主義と連続しており両者は分類不能である事、③では日本のような台湾のような空間性をゆるやかな日本空間として分析した。 結論部で機関誌に多数見出せる玉蘭荘をパラダイスとみなす言説を紹介し、国家や言語、アイデンティティ、地縁や血縁といったものを失ったという集合的記憶を有する玉蘭荘の参加者たちにとって①台湾②ゆるやかな「日本空間」③「日本語」によるケア⑤キリスト教的空間という複合的な社会空間の意味を論じた。 (2)モリカイネイ氏(立命館大学) 【発表タイトル】「華人キリスト者のトランスナショナリズム――モデル構築の試み」 【発表要旨】 本報告は執筆中の博士論文に基づき、世界中に分散している、中国に出自を持つ「華人」のなかのプロテスタント信者のことを取り上げ、彼らのネットワークの形成のダイナミズムを明らかにすることを目的とする。 具体的には、超宗派の華人系ミッション団体「中国信徒布道会」の活動を事例として紹介した。同会は1961年にアメリカで創設された代表的な華人系ミッション団体の一つであり、現在多国籍企業のように世界各地でオフィスを持ち、分散して暮らす華人キリスト者をつなぐための活発なミッション活動を展開している。本報告は、伝道用雑誌の発行や宣教師の派遣など多様な活動によって、異なる文脈に生きている華人キリスト者の間では従来の血縁、地縁、文化的伝統など要素に依存しない、宗教実践に基づく独自なネットワークが構築されていくと指摘した。報告の最後では、日本の首都圏の華人系教会の変遷を通じて、ローカルな信者コミュニティは如何にこのようなネットワークに関わっているのかを考察した。 |
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2014 04月06日 |
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2014年度第1回「現代社会における移民と宗教」研究会
共催:「東アジアにおけるキリスト教の越境と交流」プロジェクト研究会、平成26-28年度科学研究費(学術研究助成基金助成金)挑戦的萌芽研究「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也) 日時:2014年5月10日(土)14:00-18:00 場所:東洋大学 白山キャンパス2号館3階 第1会議室 http://www.toyo.ac.jp/site/campus/campus-hakusan.html ◯タイムスケジュール ・研究発表:14:00-17:00 【第1報告】藤野陽平(東京外国語大学) 14:00-15:25 「台湾のキリスト教系日本語デイケアセンター玉蘭荘の展開――機関誌の分析から」 【第2報告】モリカイネイ(立命館大学) 15:30-16:55 「華人キリスト者のトランスナショナリズム――モデル構築の試み」 ・全体討議:17:00-18:00 【連絡先】:takahashi021(a)toyo.jp (高橋典史)、fujino(a)aa.tufs.ac.jp(藤野陽平) (a)を@に変更してください |
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