2025 01月22日 |
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2024 10月18日 |
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「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト2024年度第1回研究会
共催:東洋大学大学院社会学研究科高橋典史研究室、基盤研究(C)「現代日本の高齢移民の生活課題に対する宗教の関与についての社会学的研究」(23K01733、研究代表者:高橋典史) 日時:2024年10月21日(月)18:30-21:00頃 形式:Zoomを使用したオンライン開催(ハイブリッド形式) 報告者:円光佳也(埼玉大学大学院・博士前期課程) 「東京都内におけるモスク建設について(仮)」 【問い合わせ先】 参加希望の方は世話人代表の高橋典史(東洋大学)にご連絡ください。 takahashi021(a)toyo.jp (a)を@に変更してご送付ください。 PR |
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2024 02月01日 |
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「地域社会における多文化共生に関する研究会」
発表者:堀江直美氏(長崎大学・特任研究員) 研究発表テーマ:長崎県における多文化共生の取り組みと宗教の関わり(仮) 日時:2024年2月9日(金)18:00-19:30 開催形式:Zoomによるオンライン開催 プログラム: 18:00-18:05 趣旨説明(高橋) 18:05-18:50 研究発表 18:50-19:30 質疑応答 司会:高橋典史(東洋大学) *時間配分については目安 基盤研究(C)「現代日本の高齢移民の生活課題に対する宗教の関与についての社会学的研究」(23K01733、研究代表者:高橋典史)と「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト(世話人代表:高橋典史)による共催 【問い合わせ先】 参加希望の方は、2月8日(木)までに世話人代表の高橋典史(東洋大学)にご連絡ください。 takahashi021(a)toyo.jp (a)を@に変更してご送付ください。 |
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2023 08月20日 |
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公開シンポジウム
「多様化する日本社会における老いと死:弔いと埋葬を巡る共生を考える」 日時:2023年9月13日(水)13:00-16:30 場所:東洋大学白山キャンパス2号館16階スカイホール アクセス:https://www.toyo.ac.jp/nyushi/about/campus/hakusan/access.html 参加方法:要事前申込(締め切り:9月5日(火)) 申し込みフォーム:https://forms.gle/p73fnwVLG6AWdhPZ9 現在、東洋大学のキャンパスは一般開放されていないため、事前登録されてない場合には入構できません。 概要: 日本のムスリム社会における老いと死をテーマとするシンポジウムを開催いたします。 まず『ルポ 日本の土葬:99.97%の遺体が火葬されるこの国の0.03%の世界』の著者、鈴木貫太郎さんをお招きして、日本社会における土葬についてお話し頂きます。その後、ムスリムの老いや死に関わる団体の代表者に加わって頂き、高齢化や死に直面する人々へのケア、墓地取得における協働等にかんする各々の経験や課題を共有頂きます。これらの経験や課題を共有することで、多様化が進む日本社会のなかで、だれもが穏やかに人生を終えるために何が必要かを議論していきます。 プログラム: 開会挨拶 13:00-13:05 基調講演 13:05-14:00 鈴木貫太郎氏(ジャーナリスト) 主著『ルポ 日本の土葬:99.97%の遺体が火葬されるこの国の0.03%の世界』 講演タイトル:「土葬文化と日本の未来を探る」 報告 14:00-15:00 1.タヒル・カーン氏(別府ムスリム協会) 14:00-14:20 2.ハールーン・クレイシ氏(日本イスラーム文化センター)14:20-14:40 3.崔 炳潤氏(高麗寺国際霊園)14:40-15:00 ディスカッション・全体討論 15:20-16:25 コーディネーター:高橋典史(東洋大学)・岡井宏文(京都産業大学) 閉会挨拶 16:25-16:30 主催: 科学研究費補助金基盤(C)「現代日本の高齢移民の生活課題に対する宗教の関与についての社会学的研究」(代表 高橋典史) 共催: 「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 問い合わせ先:岡井宏文(okai@cc.kyoto-su.ac.jp)/高橋典史 (takahashi021@toyo.jp) |
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2019 07月03日 |
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【公開シンポジウムのお知らせ】
2019年8月19日(月)に下記の公開イベントを開催予定です。現在の情報は速報版のため、今後プログラムに微修正が入る可能性がありますが、日付や会場については変更はございません。 ---------------------------------------------------------------------- 公開シンポジウム「東アジアとヨーロッパにおける宗教とマイノリティ:ジェンダー、セクシュアリティをめぐる交差性の視座から (Religion and Minority in East Asian and European Contexts: Intersectional Perspectives on Gender and Sexuality) 」 主催: The UKRI ESRC-AHRC UK-Japan SSH Connections Grant Scheme, ‘Religion and Minority: lived religion, migration and marginalities in secular societies&rsquo 東洋大学東洋学研究所 共催: JSPS 科研費JP17K02239「多文化共生社会の構築における宗教の社会的役割に関する実証的研究」 「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 日時:2019年8月19日(月)17:30-20:00頃 会場:東洋大学白山キャンパス2号館16階スカイホール プログラム: 共同研究プロジェクトの説明:Dr Erica Baffelli (University of Manchester) 高橋典史(東洋大学) 講演(1) Dr Véronique Altglas (Queen's University Belfast) 'Minority is beautiful': The Euro-American fascination for the Religious Other 講演(2) 村山由美(南山宗教文化研究所) 「男たちの女性教祖―消費されるマイノリティ」 コメント:Dr Marat Shterin (King’s College London) 白波瀬達也(桃山学院大学) 全体討議 司会:高橋典史(東洋大学) 使用言語:日本語/英語(通訳付き) 通訳:クレシ愛民(名古屋イスラミックセンター) *参加費無料、ご参加を希望される方は、事前に下記の問い合わせ先にご連絡いただけると幸いです。 問い合わせ先:高橋典史(東洋大学社会学部) takahashi021 (a) toyo.jp (a)を@に変更して入力してください |
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2018 06月09日 |
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「現代社会における移民と宗教」プロジェクト活動報告
◆2017年4月~2017年6月までの活動報告 (1) 昨年度の活動報告 ・科研費の新規採択 2017-2019年日本学術振興会 科学研究費補助金(基盤研究(C))「多文化共生社会の構築における宗教の社会的役割に関する実証的研究」(17K02239) 研究代表者:白波瀬達也 研究分担者:岡井宏文、徳田剛、星野壮、高橋典史 ・研究成果の公表のための非公開の研究会の開催:計2回 (2) 研究成果の公表 ・論集の出版 高橋典史・白波瀬達也・星野壮編著『現代日本の宗教と多文化共生――移民と地域社会の関係性を探る』明石書店,2018年. ・国際学会での共同発表 Norihito TAKAHASHI and Tatsuya SHIRAHASE “Multicultural Engagement of Religious Organizations in Contemporary Japan” International Society for the Sociology of Religion 34th Conference 2017, Université de Lausanne, 4 July, 2017. ・「宗教と社会」学会第26回学術大会におけるテーマセッション 日時:2018年6月10日(日)14:00-16:30 場所:帝京科学大学千住キャンパス タイトル「現代日本の移民の宗教と多文化共生」 代表者:白波瀬達也 趣旨説明:白波瀬達也(桃山学院大学) 発表(1):白波瀬達也(桃山学院大学)「移民の宗教に関する研究動向」 発表(2):徳田剛(大谷大学)「多文化共生政策と宗教セクターの役割」 発表(3):星野壮(大正大学)「カトリックと多文化共生」 発表(4):岡井宏文(早稲田大学)「イスラームと多文化共生」 コメント:渡辺雅子(明治学院大学) 、稲津秀樹(鳥取大学)非会員 (3) 今後の活動予定 ・関連科研等と共催しつつ、今後も研究会・ワークショップ等を可能なかぎり開催していく方針である。 文責:高橋典史 |
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2017 02月20日 |
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◎「現代社会における移民と宗教」プロジェクト2016年度第3回研究会
三木英編『異教のニューカマーたち――日本における移民と宗教』森話社(2017年)合評会 日時: 2017年3月25日(土) 13:30-17:30 場所:関西学院大学梅田キャンパス14階 1407教室 http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html プログラム: 13:30-13:40 趣旨説明 13:40-16:00 評者からのコメント ・書評は、岡井宏文(早稲田大学)、荻翔一(東洋大学大学院)、白波瀬達也(関西学院大学)、高橋典史(東洋大学)、永田貴聖(国立民族学博物館)野上恵美(神戸大学)、村島健司(関西学院大学)らが各章を分担して行う (休憩) 16:15-17:00 編著者からのリプライ ・編著者:三木英(大阪国際大学)、沼尻正之(追手門学院大学)、岡尾将秀(大阪市立大学)、中西尋子(関西大学ほか) 17:00-17:30 フロアを交えての全体討論 17:45- 情報交換会 共催:日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(JSPS科研費: 26580010、研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野壮、高橋典史)、同平成27-29年度学術研究助成基金助成金(若手研究 (B))「ベトナム難民の日本定住における宗教組織の役割に関する研究」(JSPS科研費: 15K21408、研究代表者:高橋典史) ◆参加自由(参加を希望される方は下記メールアドレスにご連絡ください) 連絡先:高橋典史(東洋大学社会学部) takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください URL: http://iminsyukyo.blog.shinobi.jp/ |
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2016 04月23日 |
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◎「現代社会における移民と宗教」プロジェクト2016年度第1 回研究会
共催:日本学術振興会平成 26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野壮、高橋典史)、同平成 27-29年学術研究助成基金助成金(若手研究 (B))「ベトナム難民の日本定住における宗教組織の役割に関する研究」(研究代表者:高橋典史) 日時: 2016年5 月21日(土) 15:00-18:30 場所:東洋大学白山キャンパス6号館6217教室 趣旨説明 15:00-15:05 【第一報告】ラメイ・アレック・ラッセル(文教大学文学部英米語英米文学科 専任講師)15:05-16:15 「異文化の制限される時間:比日家庭と宗教継承の諸問題」 【第二報告】吉水岳彦(ひとさじの会事務局長、大正大学非常勤講師、浄土宗光照院副住職) 16:20-17:30 「路上生活者支縁における在日ベトナム仏教信者会との協働について」 全体討論 17:40-18:30 司会・コメンテーター:藤野陽平(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院 准教授) ◆参加自由(参加を希望される方は下記メールアドレスにご連絡ください) 連絡先:高橋典史(東洋大学社会学部) takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください URL: http://iminsyukyo.blog.shinobi.jp/ |
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2016 02月01日 |
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・本研究プロジェクトとの共催で、以下のような公開研究会を開催いたします。
ご関心のある方々は、ぜひ参加ください! ----------------------------------------------------------------------------- 國學院大學21世紀研究教育計画委員会 研究事業 「地域・渋谷から発信する共存社会の構築」 第1回 共存学公開研究会「移民と多文化共存」 日時:2016年2月26日(金)13:30-17:30 場所:國學院大學 渋谷キャンパス AMC棟 5階 会議室06 プログラム: 第1報告 宮下良子(大阪市立大学) 「グローカル化する在日コリアン寺院―2016―」 第2報告 川崎のぞみ(筑波大学) 「東日本大震災被災地支援における在日ムスリム団体の対応」 第3報告 星野壮(大正大学) 「在日ブラジル人と宗教―カトリック教会を中心に―」 総合討議 コメント:苅田真司(國學院大學) 菅浩二(國學院大學) 討議司会:白波瀬達也(関西学院大学) 司会進行:杉内寛幸(國學院大學) ■共催:國學院大學研究開発推進機構 研究開発推進センター 國學院大學21世紀研究教育計画委員会研究事業 「地域・渋谷から発信する共存社会の構築」 共存学プロジェクト 「宗教と社会」学会公認プロジェクト「現代日本における移民と宗教」プロジェクト ■参加費:無料 ■お申込み方法: ※参加をご希望の方は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。 ※当日参加も可能ですが、資料数把握のため、ご連絡いただければ幸いです。 E-mail : kyozongaku.kokugakuin(a)gmail.com ←(a)を@に変えてご連絡ください。 ■お問い合わせ先:國學院大學研究開発推進機構事務課 〒150‐8440 東京都渋谷区東4丁目10番28号 TEL : 03-5466-0162 *ポスターのPDFファイルは、こちらからダウンロードしてください。 |
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2015 09月07日 |
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・本プロジェクト主催のイベントが開催されます。
ご関心のある方々は、ぜひご参加ください! ↓ 「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 2015年度シンポジウム「地域社会における「多文化共生」と宗教」 【趣旨】 1990年代に生まれた「多文化共生」という言葉が、人口に膾炙するようになってから久しい。多様な文化的背景を有する人々との共生という理念は、日本社会で広く受け入れられてきたといえる。少子高齢化の深刻化にともなって人口減少社会となっている現在、政財界の強い関心事となっている外国人労働者の大規模な受け入れが実行されていけば、今後ますます社会の「多文化化」や「多民族化」が進み、共生の問題がより重要になっていくことは間違いない。 とはいえ、「多文化共生」の取り組みの実態に関しては、必ずしも社会に広く認知されてきたわけではない。本シンポジウムでは、そうした現状を鑑みてその第一の目的を、それぞれの地域社会における「多文化共生」のありようについて情報交換することを通じて、各地のこれまでの成果と課題を議論することとした。 そのうえで、「多文化共生」を考える際、日本では「宗教」の重要性が看過される傾向にあった点を批判的に検討することが、本シンポジウムの第二の目的である。本シンポジウムでとくに注目したいのは、移民たちへの支援において宗教関連の組織や施設、宗教者等が重要な役割を担ってきた、という事実である。もちろん、「エスニック・チャーチ」という語があるように、異邦の地で暮らす移民たちにとって宗教が、言語や文化を共有する同胞たちがまとまり、互助機能を持ったコミュニティとしての役割を果たすという例は数多い。また、人類全般についての平等観を有して普遍的な救済を志向し、特定の民族や国籍をこえた利他的な活動を行ってきた宗教や宗教者たちも少なくない。 政教分離原則、信教の自由といった点や、宗教が引き起こしてきた社会問題の数々により、日本社会においては宗教に対するネガティヴ・イメージや無関心が広がってきた。だが、前述の諸問題を鑑みれば、「多文化共生」において、今後も宗教を看過し続けることは有益な態度であるとは決していえないだろう。そこで本シンポジウムでは、各地の事例を通じて地域社会における「多文化共生」に参画する(しうる)アクターの1つとしての宗教の可能性について模索する。 なお、今回のシンポジウムは、「外国人集住都市」として知られている静岡県浜松市を開催地とし、当地の状況についても知ることのできるプログラムとなっている点は強調しておきたい。 ◯シンポジウムの概要 開催日:2015年11月7日(土) 会場:静岡大学浜松キャンパス 創造科学技術大学院2階会議室 主催:「宗教と社会」学会「現代社会における移民と宗教」プロジェクト 共催:福祉社会学会、日本都市社会学会、静岡大学人文社会科学部・山本崇記研究室、日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野 壮、高橋典史) 趣旨説明 12:30-12:40 高橋典史(東洋大学) 第1部「浜松市におけるベトナム難民の定住化と宗教」12:40-14:10 第1報告 白波瀬達也(関西学院大学) 「浜松市におけるベトナム系住民定住化の背景」 第2報告 古橋楓、山田明(トランバンミン)、西崎稔(以上、静岡県ベトナム人協会) (1)古橋楓(世話人)「ベトナム政治難民と経済難民について」 (2)山田明(会長)「私の歩んだ歴史と浜松三方原教会とのかかわりについて」 (3)西崎稔(コーディネーター)「静岡県ベトナム人協会の活動と今後の課題」 第3報告 高橋典史(東洋大学) 「支援者と難民たちの協働の場としての教会の役割」 質疑応答 13:50-14:10 司会:白波瀬達也(関西学院大学) (休憩)14:10-14:30 第2部「外国人集住/非集住地域における宗教と「多文化共生」」14:30-17:40 第1報告 松岡真理恵(浜松国際交流協会) 「浜松における「多文化共生」の取組みと宗教の関り」 第2報告 山本崇記(静岡大学) 「被差別部落/在日コリアン混住コミュニティにおけるキリスト者の地域化の戦略」 第3報告 徳田剛(聖カタリナ大学) 「日本の地域社会の多文化化における教会の役割」 第4報告 岡井宏文(早稲田大学) 「日本のムスリム・コミュニティと地域社会」 (休憩)16:10-16:20 コメント 高畑幸(静岡県立大学) 全体討議 司会 星野壮(大正大学) 懇親会18:30- (浜松駅近辺) ◯参加方法 【要事前申込】下記の事項を書き添えてEメールにてお申し込み下さい ・記入事項 (1)お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス等) ・申込先E-mail: takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください ◯お問い合わせ先 高橋典史(東洋大学社会学部) E-mail: takahashi021(a)toyo.jp →(a)を@に変更してメールしてください ◯下記フライヤー(チラシ)は、こちらよりPDFファイル版をダウンロードできます。 |
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2015 06月09日 |
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5月16日(土)に開催した研究会の各報告の要旨は以下の通りです。
【2015年度第1回研究会】 共催:日本学術振興会平成26-28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「日本のカトリック教会による移住・移動者支援の実証的研究」(研究代表者:白波瀬達也、研究分担者:星野壮、高橋典史) 日時:2015年5月16日(土)13:00-17:30 場所:西成市民館3階会議室 (1)徳田剛氏(聖カタリナ大学) 【発表タイトル】 「「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会」 【発表要旨】 本報告では、報告者の全体的な問題関心とこれまで行ってきたストレンジャー論や被災地調査などの研究内容について示したのち、近年取り組んでいるカトリック教会の外国人支援に関する調査研究(愛媛県のカトリック教会における英語ミサの概要と外国人信徒の意識調査、東日本大震災時の被災外国人支援活動など)についての報告を行った。さらに、外国人住民の「非集住地域」におけるカトリック教会の意義と今後の研究課題についての確認と、調査を通じて得られた関係者の語りや批判的な言説を紹介しながら、「集住地域」の状況やそれに基づいた「多文化共生」言説を相対化する批判的視座の導出可能性について問題提起を行った。また、仙台教区サポートセンター(元寺小路教会内)や石巻ベースでの被災地支援活動の現況や収集資料の紹介も適宜行った。 (2)荻翔一氏(東洋大学大学院) 【発表タイトル】 「大都市インナーエリアにおける韓国系キリスト教会の変容――東京都荒川区を事例に」 【発表要旨】 本発表では、地域の在日コリアン・コミュニティの特徴と関連させながら、在日コリアンのキリスト教会(韓国系キリスト教会)の変容を考察した。その際、首都圏を代表する在日コリアン集住地域である荒川区における東京福音教会を対象とした。同教会の信者構成は、日本や朝鮮半島の社会的、経済的状況に加えて、地域の在日コリアン・コミュニティからも影響を受けている。同地域では、戦前から高内里出身者が最も多く、相互扶助を有する強固な高内里コミュニティが築かれていた。同教会では、そうしたコミュニティから外れた、いわば地域の在日コリアンの中でも周辺的な人々が、助け合う場として機能した。こうした背景などが影響し、同教会は在日コリアンのエスニシティにこだわらず、韓国系ニューカマーや日本人を受け入れてきた。以上から、韓国系キリスト教会を地域レベルから捉えることによって、より正確にその変容を捉えることができるといえる。 |
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