2014 02月05日 |
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1月26日(日)に開催した研究会の報告の要旨は以下の通りです。 【2013年度第3回研究会】 日時:2014年1月26日(日)14:00-18:00 場所:東洋大学白山キャンパス8号館5階「セミナー室8」 ・杉内寛幸氏(國學院大學大学院) 【発表タイトル】「日本における外来系新宗教の歴史的展開――モルモン教を事例として」 【発表要旨】 本研究では、日本における外来系新宗教研究の一環として、末日聖徒イエス・キリスト教会(以下、モルモン教)を対象とし、明治期から現代までの国内布教に関する歴史展開と、フィールドワークの報告を行った。 報告では、モルモン教の新宗教としての側面の説明を行った後、日本における布教時期区分を①初期(1901~1924)②中断期(1924~1945)③再開期(1946~1967)④発展期(1968~1980)⑤安定期(1981~現在)に区別し、それぞれの特徴を述べた。特に注目すべき時期は、③の戦後である。排日移民法などの諸事情により布教が困難になったモルモン教は、ハワイの日系人を布教のターゲットとし、日本人伝道部をハワイ・ホノルルに移行させた。第二次大戦後、日系移民のモルモン教徒たちは教会を復興させる重要なメンバーとなっていったことが報告された。 また、GHQの軍人モルモン教徒と日本布教の関係を調べる必要があるということが指摘された。 PR |
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